2017年の concrete5 が進む道

#

今年の concrete5 Advent Calendar 2016 も最後となりました。したかさんの大作「2015年から2016年にかけて弊社が納品したconcrete5事例を詳細に渡って大解剖!!!」に引き続いてお送りします。

Katz です。

今年も23名の方に様々な視点でブログ記事を書いていただきました。ありがとうございます。

2016年もあとわずかということもあるので、今後の concrete5 について、ちょっとだけ偉そうに語ってみます。

 

小さい規模から大きな規模のサイト、そして「アプリ」にも使えるツールになった

12月1日に、RC 版 (製品評価版) によるレビュー記事を書いてから、直ぐに正式版がリリースされ、今日の時点では 8.0.3 までリリースされた、concrete5 Version 8 エクスプレスデータオブジェクトと呼ばれるリレーショナルデータベース機能、ファイルメーカーや Kintone で行えることが、concrete5 上でも可能となりました。

これで、より、小さい規模のサイトから、大きな規模のサイトまで使える CMS としてだけではなく、アプリが作れるツールになりました。

 

アプリと言っても身近なプチアプリみたいなのも作れるように!

アプリと言っても大掛かりなものではなく、プチアプリなものも作れるようになりました。

それが、 concrete5 コアーチームである PortlandLabs の CTO の Andrew が作った YouTube のデモ動画を見るとその凄さがわかります。

どこにでもあるような多店舗展開しているヘアーサロンのスタイリストのサイトで

 

このサイトの料金表や・・・

 

所属するスタイリストのプロフィール、シフト表を・・・

 

concrete5 の Express を使って、管理するようにし、サイトの管理を楽にしたのです。

自分も、知り合いのヘアサロンのサイトをちょっとだけ作ってあげたことがあるのですが、ヘアサロンって、アメリカでも日本でも、会社に所属しているのではなく、特定のサロンに所属していたとしても場所を借りるフリーランサーのような立場なので、所属するスタイリストを紹介し、彼・彼女たちの働く時間を紹介することが重要になってきます。

しかし、多店舗展開するサロンだと、誰がどの時間、どの店舗にいるかを紹介するのは大変。

しかし Express を使うと、スタイリストの編集ページでシフトを設定するだけで、その店舗に所属するスタイリスト一覧に表示され、シフト時間を表示できます。

 

 

Express は、このような、データの集まりを定義して整理しやすくしてくれます。

あとは、これの表示をどううまく見せるかわ、サイト制作者の腕の見せ所になってきます。

つまり、こういった仕組みをテンプレート化し、効率化することで、安価なパッケージとして提供することができるのではないかと思っています。

 

大規模なサイトでは、手軽にデータベースを構築できるようになったため、お試しから本番実装をすることがすごく楽になります。

自社の大量にある商品を、自社の特性に合わせた属性を登録し、一覧、詳細を表示させることが可能で、これを発展させると、在庫管理システムを構築し、ECサイトと連携することも可能です。

 

予算の少ない小規模のサイトはどうでしょうか。共通部分をテンプレート化し、節約できるところを節約しつつ、自社の強みを活かしたサイト制作とお客さまの販促活動のお手伝いに力を注ぐことができるようになります。

  • ヘアサロンのメニュー料金表やシフト表
  • レストランの料金表、コースメニュー
  • アパレルの商品リスト
  • 不動産サイトの物件検索
  • メーカーの製品紹介

これらをパッケージ化して、5万円であればパッケージと操作方法の2時間レクチャーのみ、10万円であれば若干のデザインのカスタマイズ、30万円であれば初期コンテンツの実装までを考え、もしくはマーケットプレイスでもパッケージとして販売が可能になってきます。

というか、予算が少ないか多いかは結局は関係ないです、concrete5 は、本来 Web マーケティングで人間が費やすべき時間により時間を費やせれるように余分な時間を作ってくれるツールとなるのです

 

 

2017 年は、エンタープライズか、引き出しを増やすか

私個人的には、2017年の concrete5 は、元々からエンタープライズ向け CMS として開発されてきた強みを活かして、よりエンタープライズ CMS としての飛躍を遂げるし、時間を作ることによって Web 制作者の個性を引き出すことができるツールとなります。

 

エンタープライズ CMS としての進化

2016年は、私個人的にも、大きなお仕事をさせていただきました。

世界展開するグローバル企業のグローバルサイト構築。上場企業のサイト制作。イントラサイト制作。金融機関やインフラなど、「絶対」安全が必要な企業のサイト制作。 AWS を始めとしたより規模の大きいインフラ構築などにも携わらせていただきました。

マーケティングオートメーション Mautic とも関わるようになり、今まで concrete5 だけであったツールが、Web サイト、マーケティングオートメーション、多言語、動画とより多くのニーズに答えれるようになり、2017年は、それをより活かして様々な企業にサービスを提供できるようになれればと思っています。

 

「時間を作る」ための CMS

9月21日、オープンソースのマーケティングオートメーションである「Mautic」の創始者、David Hurley 氏が日本に来日し、登壇していただいたときにこんなビデオを紹介してもらいました。

もしも、時間がある方は、彼の45分のトークをこちらから御覧いただきたいのですが、時間がない方は、せめて、この4.5分の映像を御覧ください。

Mautic について詳しくは、こちらの2時間にわたる YouTube 動画に凝縮されていますので、よろしければ御覧ください。

 

とにかく Mautic 創始者の David Hurley 氏が Mautic を作って伝えたかったことを個人的な見解でまとめると

 

  • 人々は、最新のテクノロジーという言葉に紛らわされて、新しい技術を取り入れるために反対に苦労している
  • それは最新の技術をよく理解できていないために溺れてしまっているだけ
  • 最新のテクノロジーとは、時間を節約することで作られる時間を有効活用するために使われるべき
  • Mautic はマーケティング活動で時間を節約し、その分、マーケティングで費やすべきことに時間を使うために作った。

 

です。

(実は、私は、この話にすごく感動し、同時通訳していた時も、事前に何度も聞いて練習していたのに・・・感極まってやばくなり、言葉が詰まったのですが、会場のみんなから「Katz さん、途中から疲れてたんでしょー」とバレなかったという、今だから白状できる逸話話があります。ただ、上記の YouTube の動画は、その詰まったところとかはうまく編集しているので気づかないでしょう (苦笑))

 

concrete5 も、ウェブサイトの運営で運営者が無駄を省くために生まれた

concrete5 も 2003 年に、短期間で効率よくサイトを制作するツールとして生まれました。

2009年に、サイト制作を煩わしいものにしたくないというコンセプトのもと、UI を刷新したオープンソースプロダクトとして生まれました。

そして、2016年12月、新しい Version 8 がリリースされました。

 

  • 更新のたびに業者を呼びたくない
  • コーディングを知っている専門家しかページの更新ができない
  • ページの公開を自動化したい
  • ユーザー権限の管理をしてサイトの編集・閲覧権限をコントロールしたい
  • 大人数で編集管理できるようにしたい
  • 持続的な更新ができるようにしたい
  • ブログ型 CMS の左脳的な管理画面からデータを入力するのではなく、直感的な右脳的なサイト運用をしたい

 

という方で、サイト設計をしっかりできるのであれば、concrete5 は最適なツールです。

そして、2017年は、より、自分の経験をパッケージ化し、時間を省くことで、サイト運営者は自分のお客さんに、伝えるべく情報を考える時間を増やし、Web 制作者の人は、コーディングやコンテンツ移行の時間を減らして、よりお客さんとの打ち合わせに時間を費やせるようにできるようにできるのではないかなと思います。

 

コミュニティへの参加を!

みなさん、アドベントカレンダーへのご協力、ありがとうございました。

残念ながら、ブログ記事や Twitter の投稿を見ていると、concrete5 日本語フォラーム週刊 concrete5イベントを企画して、みんなが参加できる環境を用意しています。

 

まだ一度も参加したことがな人へ

concrete5 日本語フォラーム週刊 concrete5 は、無料で気軽に相談ができる場所です。週刊 concrete5 では、フォーラムの文字だけでは説明しきれない内容を Skype や Google Hangout の画面共有や音声会話を通じて相談を無料で行っています。最近質問をしてくる人が少ないので、そのコーナーがなくなったと思っている人がいるのですが、みなさん遠慮して質問していないだけなので、是非参加ください。

日本語フォーラムに質問・検索したり、週刊 concrete5 の放送に参加したり、勉強会に参加していれば得られる情報があるのに、1人で試行錯誤し、最悪なところでは、間違った使い方をしていて、時間を無駄にし、本来の concrete5 の良さが全然伝わらない結果となってしまっているケースもあります。

もちろん、参加していただくのは自由ですが、是非とも今あるリソースを活用してください。

 

concrete5 を使って恩恵を受けている人へステップアップしてみませんか?

concrete5 に限ったことではないですが、オープンソースのほとんどは、コミュニティにより成り立っています。concrete5 のコアが無料で進化し続けるためには、恩恵を受けている方によるご協力が必要となります。

6年前、concrete5 がオープンソースとしてリリースされてから、日本コミュニティに参加せず、自分たちだけで営業活動をして concrete5 サイトを作ろうとしている方が、小さいところから大きい会社までいらっしゃいます。

それらのプロジェクトは結局、concrete5 を理解しきれず物事を進めているため、間違った方向に向い、時にはお客さんを困らせ、十分に concrete5 の機能を生かされずサイトが閉鎖してしまうか、サイト運営者が事業者を超えて、concrete5 コミュニティや、コンクリートファイブジャパン株式会社に助けを求めに来ます。

 

自分自身も身を引き締める

2009年に concrete5 日本ユーザーグループを初めて8年。

自分のメインの仕事である、ソーシャルメディアサイトの運営のツールの一つとして開発していた concrete5 が、今は自分のメインの仕事となりました。

成人してからのほとんどをアメリカで過ごし、メディアの編集者から、日本日本帰国し、Web 制作者に職を変えて4年、日本の文化をやっと理解できるようになりました。

日本人の人って、どれだけこちらが親身になって話そうとしても、本心が言えない人が要るということを理解し、その気の配り方や、人にお願いするタイミングが分かるようになってきました。

2017年は、いろいろな人にいろいろな相談をし、concrete5 のコミュニティとビジネスをよりよくできるような活動をしていければと思います。

 

まずは、カンファレンスか合宿を名古屋で企画するかな〜。

 

concrete5 Advent Calendar 2016

最後に、 Advent Calendar に参加していただいたみなさん、本当にありがとうございました!

そしてこれからも concrete5 を一緒に育てていければと思います

12/01 katzueno

concrete5 Version 8.0.0 独断と偏見の目玉新機能の紹介

concrete5 Version 8.0.0 独断と偏見の目玉新機能の紹介 | コンクリートファイブジャパン - concrete5 Japan Inc.

12/02 take566

concrete5 2016の総括

12/03 acliss19xx

検索ブロックのカスタマイズ

concrete5 検索ブロックを複合検索にしてセレクトメニューをラジオボタンに変える方法 | acliss19xxのブログ

12/04 tao-s

Ver.8の新機能、Express オブジェクトについて

Ver.8 から使えるExpressオブジェクトとは? | concrete5 開発blog

12/05 mizuno.fumito

concrete5をウェブサービスのベースとして活用する

concrete5をウェブサービスのベースとして活用する - Qiita

12/06 hissy

concrete5 サイトをAMPに対応させる | コンクリートファイブジャパン - concrete5 Japan Inc.

12/07 Masahiko Kawai

5.7の外部フォームを頑張って作った話

[concrete5] 5.7で外部フォームを作ったので、いろいろまとめてみました | Cherry Pie Web

12/08 Toshiaki Endo

自社店舗サイトを運用して・・・

株式会社ジェネレーション :: 自社店舗サイトを運用して気づいたアレ

12/09 Takahisa Iwamoto

AWS を使った concrete5 の冗長化について

concrete5 のAWSでの冗長化構成 | Developers.IO

 

12/10 biplobice

concrete5 logging

concrete5 Logging | コンクリートファイブジャパン - concrete5 Japan Inc.

12/11 Hisako Isaka

concrete5 Kansai Girls の事書きます。

concrete5 Kansai Girls 第1回勉強会開催しました! – Ensoleille Place

12/12 mizuno.fumito

アドオン公開とフィードバック

アドオン公開とフィードバック - Qiita

12/13 takahiko-takei

concrete5(5.7.x)アドオンを作成した時に準備したこと

concrete5(5.7.x)アドオンを作成した時に準備したこと - Qiita

12/14 nekomimiTaicho

Expressオブジェクトについて。

concrete5最新版のすごいところを新婚さんにたとえて考えてみた – concrete5 Advent Calendar 2016 – ねこみみ隊長らしい。

12/15 sngazm

これからconcrete5を始めるWebデザイナーに伝えておきたいこと

今からconcrete5でWebサイトを作るWebデザイナーに伝えておきたいこと - Qiita

12/16 takahara

大遅刻で申し訳ありません。

concrete5 を eZ Publish の視点から評価してみる - Qiita

12/17 milk54

テーマの開発環境についてになると思います。

concrete5テーマ開発にgulp.jsを導入してみました。 - White Stage

12/18 tomoya.ph

c5.6.x の逆襲

『 concrete5.6.x の逆襲! 』 - Qiita

12/19 pictron2009

PageListオブジェクトとPage Selector Attributeでページの相互連携をササッと作る

PageListオブジェクトとPage Selector Attributeでページの相互連携をササッと作る | pictron web planning ピクトロン・ウェブプランニング

12/20 fujigoco2255

concrete5日本公式サイトの導入事例をインフォグラフィックにしてみます

concrete5の導入事例をインフォグラフィックにしてみた | WEB懐石ブログ

12/21 Yuzuru Sano

pagelistブロック + Google Maps APIでイベントマップを作るぞ

page_listブロックとgoogle map APIでイベントマップを作るぞい! - トピックス | 京都のホームページ(WEB制作)・名刺・チラシの制作 | 株式会社翠灯舎

12/22 dj_kazu1

彗星のごとくconcrete5に現れたWebデザイナーの1年

SuperVinylRecords :: 彗星のごとくconcrete5に現れたWebデザイナーの1年

12/23 miz563

concrete5の謎メニュー調査レポート

concrete5の謎メニュー調査レポート | Berry22.com

12/24 kohki.shikata

2015年から2016年にかけて弊社が納品したconcrete5事例を詳細に渡って大解剖!!!

2015年から2016年にかけて弊社が納品したconcrete5事例を詳細に渡って大解剖!!! | しかたこうきメディア

-

 

以上


コメント欄を読み込み中